既卒になった時に読みたい就職活動の進め方ナビ

職歴なしの既卒者に職務経歴書は必要か?書き方と注意ポイント

キャリアコンサルタントの松田剛典です。
今回は既卒者向けの職務経歴書について解説をします。

既卒の就職活動で困るのが「職歴がないのに、職務経歴書の提出を求められること」です。

既卒者になり、卒業後すぐに就職活動を始めても職歴はありません。
ブランクがある場合も、職務経歴書がないことがほとんどです。
「正社員になったことがないのにどうやって職務経歴書を作るの?」と悩む人も多いのではないでしょうか。

結論を先にお伝えすると、職歴なしの既卒就活の場合、基本的には職務経歴書はいりません。
その代わりに自己紹介書で対応します。

また、ブランクが3年以上ある場合は、職務経歴書ではアルバイトや派遣社員の職務経歴を書くことで対応できることもあります。

職務経歴書は必要だと書かれているサイトもありますが、それは即戦力採用で就職活動をするケースです。

今回は、既卒職歴なしの職務経歴書について疑問点を解消するためのポイントをわかりやすく解説します。

気になる方は是非最後まで読み進めてください。

職歴なしの既卒者の場合、職務経歴書は不要です

既卒者・第二新卒者として職歴がない中で就職活動をしている場合には職務歴書は不要です。

学校を卒業後、なんらかの理由で職歴がないことは珍しいことではありません。採用担当者の多くは、履歴書をみると、職歴がなく職務経歴書が書けないことも理解しています。

既卒職歴なしの就活では、職務経歴書ではなく自己紹介書を作成する

既卒就活で職歴がない場合、職務経歴書は必要ありませんが、その代わりに自己紹介書を作成します。

自己紹介書というと聞きなれないと思いますが、自己紹介書は、履歴書では記載項目のない部分を補うための書類です。

「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」「志望動機」など、市販の履歴書ではほとんど書けないことも自由に書くことができるため、既卒職歴なしで職務経歴書を提出するよりもはるかに効果的です。

書き方は決まっておらず、ワープロソフトなどを使いA4用紙1枚〜2枚で作成します。

私が既卒就活で支援をするときは、「自己紹介書」の作成を行います。

面接対策も兼ねており、書類から面接に繋がりやすく、面接での通過率が上がるからです。

「自己紹介書」って聞いたことないけど大丈夫なのと心配になる人もいるでしょう。

自己紹介書は特別なものではありません。むしろ、新卒の就職活動では一般的なものです。

実は学内で販売される学校独自の履歴書には、「履歴書」と「自己紹介書」を合わせているものも多く、よく見ると履歴書・自己紹介書と書かれていたりします。気になる方は自己紹介書と調べてみてください。

既卒でブランクが3年以上ある場合は、アルバイト経験で職務経歴書を作成する

卒業後アルバイト・派遣社員など正社員以外の雇用形態を経験しており、既卒者の期間が長い場合(3年以上)はどうすればいいのでしょうか?

既卒でブランクが3年以上ある場合は、アルバイト経験や派遣経験を元に社会人で仕えるスキルを整理し、職務経歴書を作成します。

既卒者の就職活動では卒業後のブランクが長びくと書類選考の通過率が下がる傾向にあります。卒業後、1年経つごとに新卒として採用してくれる企業は減ります。

そのため、アルバイトや派遣社員などの経験がある場合にはそれを記入して補助的なアピールに使います。

アドバイスする人にもよりますが、私があくまでも補助として使うのは、職歴があることをあまり前面に出しすぎると「即戦力採用」になってしまうためです。

中途入社で入社した場合、入社後の新卒研修などを受けられなくなることがあります。

そのため、既卒就活はあくまでも、未経験として新卒に近い内定を狙う方が入社後の仕事のやりやすさが変わってきます。

既卒就活の職務経歴書(自己紹介書)の書き方

それでは、既卒就活の職務経歴書(自己紹介書)の書き方を説明していきます。

・必要な項目を入れる
・A4用紙1-2枚に簡潔にまとめる

必要な項目を入れる

既卒者向けの自己紹介書を作成するときは、新卒者向けの学校販売している履歴書が参考になります。新卒で就職活動をしていた方は、学生時代に作成していた履歴書をそのままワードにまとめる形でも問題ありません。

自己紹介書(職務経歴書)に書く基本的な記入項目は以下の通りです。

<項目>
・志望動機(あれば)
・自己PR
・力を入れてきたこと
・資格(あれば)
・既卒で就活をしている理由

既卒就活で職務経歴書(自己紹介書)を作る3つのポイント

既卒ナビOKサイン
既卒者が職務経歴書や自己紹介書を作成するときに入れてはいけない項目はありません。

形式は決まっておらず基本的には自由です。

そのため、既卒就活で職務経歴書を作成する際には、採用担当者目線で「読みやすい」という視点で作成します。

職務経歴書を作成するポイントは以下の3つです。

・新卒就活のように具体的に書かない
・全て結論から書く
・A4用紙1枚にまとめる

新卒就活のように具体的に書かない

既卒就活の職務経歴書では、文字数が限られているので、新卒の就活で言われるような「具体例」に文字数を割く必要はありません。

記入例)
志望動機・・・先日の会社説明会で貴社のことを知り、事業内容だけでなく社員の皆様の様子に興味を持ち志望させていただきました。事業の発展のためにこれまで培ってきたチャレンジ精神を生かしたいと思います。

全て結論から書く

ビジネス文書における基本は結論からです。忙しい担当者の場合、最後まで文章を読まず結論を読んで概要を掴む方もいます。面接でもそうですが、常に結論を最初に伝えることは意識しましょう。

A4用紙1枚にまとめる

書類は全部合わせてA4用紙で1枚以内に収めます。多くても2枚です。

相手の時間を取ることを考慮し、できるだけシンプルに作成します。ま職務経歴書(自己紹介書)の中で全部を伝えすぎないことも大切です。

詳細は本番の面接で詳しく話せばいいのです。書類はあくまでも目次のような意識で作成します。
まとまりのない書類は、採用担当者にマイナスの印象を与えることになります。

「既卒で就活をしている理由」の説明に困ったら

基本的に私は既卒で就活をしている理由を正直に伝えることをおすすめしています。

面接でも質問される可能性が高いからです。書類に書くことで書類選考に通過率は下がりますが、無駄な時間を取られずに住みます。

また、ごまかすことで、入社後に苦しんでいる人を多数知っているからです。

よほどの事情がない限りはストレートに伝える方が良いと思います。

ブランクの説明については別のページに記載しています。

★職務経歴書が本当に不要か心配な既卒者は、電話で問い合わせよう

職務経歴書が不要かどうか不安な場合は、採用担当者に電話でメールや確認すれば問題ありません。
電話の場合は、応募前に確認してください。

「電話・メールでどのように聞いていいのかわからない」という既卒者のために、質問の仕方のテンプレート例(テンプレ)を用意しました。

電話のトークテンプレート

電話で職務経歴書が必要かどうか確認するときは、以下のテンプレートを活用してください。

「私は◯年に◯大学(専門学校/高校)を卒業し、現在就職活動をしています。
卒業後の正社員経験もないため、職務経歴書の代わりに自己紹介書を提出しようと思っていますがよろしかったでしょうか?」

もしくは、

「私は◯年に◯大学(専門学校/高校)を卒業し、現在就職活動をしています。卒業後の正社員経験もないため、職務経歴書の作成は必要になりますでしょうか?」

メールで問い合わせる方法もありますが、電話で問い合わせをおすすめします。

電話の印象がよければ、選考に進む確率が上がるためです。

メールのトークテンプレート

電話だとどうしても緊張するという場合は、メールでの対応も可能です。

その場合は、以下のテンプレート例のようにメールを作成します。

株式会社●
●様

お世話になります。
貴社の採用ページをみてご連絡しました。
提出書類について、教えていただきたいことがあります。

私は◯年に◯大学(専門学校/高校)を卒業し、
現在就職活動をしています。
卒業後の正社員経験もないため、職務経歴書の代わりに
自己紹介書を提出しようと思っていますがよろしかったでしょうか?

お忙しいところ恐れ入ります。
ご検討よろしくお願いします。

署名

返信があった場合は、可否に関わらず「お忙しいところありがとうございました」と必ず返信を送ります。それだけでも印象は変わります。

既卒者でも新卒採用の募集であれば、「職務経歴書は不要です」と言われることも多いです。

もし、採用担当者から「既卒職歴なしでも、職務経歴書は必要」と言われた場合は、自分一人で悩まずに、就職エージェントやハローワークなどに質問してみてください。

まとめ

既卒職歴なしの職務経歴書は、自己紹介書を書くことで対応できます。

既卒であっても、ブランクがある場合やアルバイトなの正社員以外の経歴が長い場合職務経歴書を作成します。

既卒者が職務経歴書や自己紹介書を作成するときに入れてはいけない項目はありません。作成の際には、採用担当者目線で「読みやすい」という視点で職務経歴書を作成します。

ポイントは、「必要な項目が入っている」「全て結論から書く」「A4用紙1枚にまとめる」の3つです。

ただし、既卒者の就職活動ではネットには情報が少ない事例も多数あります。
・入社して1日で会社がつぶれてしまった。
・在学中に出産をしており就職活動ができなかった。
・部活動に打ち込んでおり、就職活動に出遅れた。
・学部が就職活動に消極的で協力が得られなかった

もし、悩んだら一度無料にエージェントにいくつか登録するか、オンラインの相談を申し込んで見てください。