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既卒就職で魅力的な企業の見極め方

既卒・フリーターの就職活動で解く重要なのが「企業の探し方・絞り込み方」です。

企業理解を深め選択をして行くためには、「企業研究」が重要になりますが、具体的には、どんな点に注目し、何を調べて企業を理解すれば良いか分からずに不安になる人も少なくありません。

これまでに数百という企業の求人を見てきた筆者が実際に使っている企業研究のポイントを紹介します。
市販されている本では、かなり以前に販売された「就職活動の新しい教科書 (ワークブック)」がとても参考になります。今回紹介する視点もこの冊子の基準を私なりにアレンジしたものです。

そもそも企業研究とは?

そもそも「企業研究」とは、自分に合った企業を探し見極めるために企業のことを調べることです。志望する企業を絞り込む段階でも重要ですが、志望動機を書く際にも企業研究の内容が合否を分けることもあります。特に売り手市場の現在では、企業は求人で苦戦をしており、内定を出しても辞退をする学生も少なくありません。そのため、企業への本気の志望度は採用担当者にとっても非常に重要な指標になります。既卒の就職活動でエージェントを使った場合にも、内定まで進んだ時には断りづらいケースもあります。エントリーの段階である程度企業を見極めていくことも重要になります。

企業研究の目的は主に2つ

では、企業研究にはどんな目的があるのでしょうか?

企業研究の目的は大きく二つあると言えます。

・企業を探して絞り込むため
いろいろな企業の求人を見つけて候補を広げたあとは、自分が志望する希望の優先順位をつけて絞り込んでいく必要があります。同じ業界でも社風や理念は違いますし、中には将来の給与等にも大きな差も出ます。自分に合った企業を絞り込むためには企業研究は重要です。

・志望動機で企業にアピールするため
面接においての志望動機の作成にも企業研究は重要です。売り手市場とは言え、人気企業にはまだまだ人が集まります。そうした時に企業研究の質の高さはライバルとも大きく差を付ける要素にもなります。

企業研究で見るべきポイント

『事業内容』を軸に企業を比較する

事業内容というのは大なり小なり志望度に影響がある内容だと思います。会社を選ぶ際に事業内容をチェックする人は多いと思います。企業がどんな商品を扱っているか?って大事ですよね。いろいろな本を読んで業界研究をしている人も多いかと思います。今日は、一歩掘り下げた事業内容をチェックするの方法をご紹介します。

事業内容を研究するポイントは、商品の魅力を顧客目線で考えることです。
志望動機を考える時に、「自分が」商品に魅力を感じるかという視点で考える人もいます。
しかし、この方法では日常で接点の持ちにくい企業の志望動機は書きにくくなります。
そこで、自分が支援したいお客さんから見た時にその商品の魅力を考えると、その企業の魅力を掘り下げて考えることが出来ます。

もう一つは、お金の流れです。
企業にとってはお金は事業の根幹を支える生命線です。儲けがなければ、いくら従業員に還元したいと思っても還元することが出来ません。そのため、事業内容を見る時には、「商品」や「売り方」にも注目します。安定した事業モデルであれば、安定してお金が入ってくる仕組みが出来ていることが多いです。

競合を見てみよう
企業の魅力が分かりにくい時は、競合相手を調べてみることも方法です。それぞれの違いはどこにあるでしょうか?比較することで本当の会社の強みや弱みも浮き上がってきます。

魅力的な経営者を見極めるポイント

魅力的な経営者とはどんな経営者なのでしょうか?世の中にはいろんな社長がいらっしゃると思うのですが、時々、どんな社長の元で働くのが幸せかと考えます。

経営者を見極める時のポイントは、「肩書きを外す」ことです。最初は肩書きにイメージが先行して、社長は凄いという色眼鏡で見てしまいがちです。今の仕事をするようになってから、多くの社長にお会いさせていただくようになって、「社長」という肩書きを神聖視しなくなりました。まずは、肩書きを除いてその人を見てみるのが一番です。一対一で向き合って話をすると見えてくることもたくさんあります。

また、社員に「御社(の社長)って入ってみてどうですか?」と聞くのも方法です。
社員の満足感や考えは良くも悪くも社長の鏡だったりします。さすがに「うちの社長はダメだ!」なんていう人は少ないですが、いい社長だと社員の方はやはり自信を持って話をします。大きな会社などで社長と距離のある場合は、会社の風土を聞いてみてもよいでしょう。やはりいい会社は社員が自分の会社を好きなことが多いです。
 
特に既卒の就職活動では中小企業のエントリーが多くなります。HPだけでは分からないこともたくさん。そんな時は、社員の意見を聞いてみましょう。もちろん意見が完全に合致するとは限りませんが、会社選びの一つの指標になります。

職種や仕事内容を見極めるポイント

会社を選ぶ際に入社後の仕事内容を見る人は多いと思います。「企画の仕事がしたい」「編集の仕事がしたい」「経理の仕事がしたい」といった、職種で企業を探すときのポイントです。
 
既卒の就職活動でも、人気のある職種というのがあります。「語学を生かせる仕事」「編集などのクリエイティブ系」「企画・企画・マーケ・コンサルティング系」といった職種は結構希望される方が多いです。(新卒、既卒に限らず人気がありますが……。)
 
志望する職種の種類によりますが、自分のキャリアに幅を持たせて3年後にできる仕事をみてみると幅が広がります。
というのも、未経験で入社する場合、入社後に出来る仕事はとても限られているからです。なかには企画や人事などに新卒から配属されることもありますが、未経験から配属される職種というのはどうしても限定されてしまいます。
 
入社してからの可能性がポイントになります。
入社時の職種がその後のキャリアを限定してしまい、自分のしたい仕事につけない会社もある一方、3年後、5年後を見ると責任ある仕事を任されたり、企画や海外での活躍を任される企業は結構あります。新卒時や既卒の未経験ではそうした選択肢は狭くても、入社後の頑張り次第では「キャリアアップすると語学を生かせる仕事が複数ある」「企画を任せる」といった企業は結構存在します。
そのため、成長したらどんな事に挑戦出来るのか? と少し先の可能性を見るだけでも、仕事選びの可能性は広がります。
 
また、最初の情報収集の段階で、実際にその仕事をしている人に話を聞いたり、いろいろな仕事の面白さも含めて比較して検討するようにすると、志望の幅も絞り込み方も一歩踏み込んだ内容になります。

自分のやりたいことが見つからないときは?

やりたいことが見つからず会社選びに悩んだ時は、「その企業でどこまで成長できるか?」という軸が大切です。

就職活動を通して自分のやりたいことが見つからない人もいます。私も就職活動を始めた時には何がやりたいか分からず苦労しました。働いてみて、少しずつ自分の「出来ること」や「したいこと」が見えてきて、3年目ぐらいにぼんやり形になった感じでした。

自分のやりたいことというのは、何も行動せず、考えもせずにいるのでは見つかりません。ただ、今の自分が知っていることのなかに答えがないこともあります。ですから、考えたけど見つからない……と焦る必要はありません。やりたいことは見つからなくても大丈夫なのです。

悩んだ時には「成長」を軸に会社を選ぶのも一つの方法です。入社してからは即戦力で無い限り、しばらくは修行の期間です。部活動で言うと練習や筋力トレーニングをつけて本戦に備えているようなイメージです。

仕事でも同様です。「3年でキャリア」という言葉通り、入社数年は企業では「投資」の期間です。その間に、新入社員がビジネスの基本的な力を身につけて成長してくれることを、多くの企業や先輩達は期待しています。「ビジネスとしての基礎力」が身につくと、キャリアとしての方向性は限定されますが、選択肢は広くなります。

自分がやりたいことが見つかったとしても、その時に、それが「出来る」環境でなければ意味がありません。どんな夢になっても実現できるように、自分の基礎力をとことんあげておくのも一つの方法だと思います。

チェックポイント
・人財の育て方は企業によって違います。
→会社の育て方と自分のスタイルは合っていますか?
・やりたいことがみつかっても、チャンスがなければ意味がありません。
→会社内での新しいことにトライすることが出来ますか?
・研修が多い=成長出来るではありません。

中には大変でも乗り越えると大きく成長する仕事もあります。
先輩も厳しく、入社したら数年間は寝る時間も無いぐらい忙しい。
だけど…いろいろ勉強になる。成長する。とことんやれる。

そんな選択肢もあると思います。