既卒になった時に読みたい就職活動の進め方ナビ

失敗しない!元ナビ担当者が教える既卒求人情報の見方

既卒の就職活動を始めた時によくご相談いただくのが、求人情報の見方です。
・会社の事業内容がよく分からない・・
・結局何を基準に見たらいいの?
・企業選びで失敗しないために見ておいた方がよいところは?
など、自分に合う企業をどうやって見つけたらいいのかわからない、いわゆるブラック企業はどうすれば見極められるんだろうと、不安に思う人も多いのではないでしょうか。

仕事経験が少ないと、求人情報の裏側はなかなかイメージできません。

そこで、元ナビサイトの担当者に「よい企業と出会うため」の、求人情報を見方について聞いてみました。社会人経験がない既卒者の方でも、求人情報の見方がわかる「読み解き方」について説明します。

会社選びで失敗しない4つのポイント

既卒就職における会社選びの極意を解説します。既卒求人を通してどんな企業を探さないといけないのか?ブラック企業を避けるために大切なポイントは4つです。

長く働ける職場であること

既卒者にとって、最初の職場は非常に重要です。短期で辞めてしまうと、次の転職が非常に不利になるケースが多いためです。そこで、見極めたいのが「長く働けるかどうかです」

求人情報で注目したいのは、「創業してからの期間」です。業界によっては、黎明期や成長期といわれる、立ち上げの時期もあれば、成熟期として安定した状況、中には衰退期といってすでに先細りが始まっている業界もあります。設立10年以内の企業は、生存率が非常に低いといわれています。短い場合、企業が今、安定しているのか、どんな風に成長してきているのか、注目しておいた方がよいでしょう。

逆に歴史が長い会社では、社歴の長い人に注目します。長く働いている人が多い会社は、それだけ長く働きやすい職場といえます。情報が公開されていない場合でも、採用担当者に「みなさん平均して何年ぐらい働かれていますか?」と聞いてみるとよいでしょう。普段から新聞やニュースなどで情報収集しておくと、判断がしやすくなります。

未経験者でも受け入れ態勢があること

就業経験のない既卒者が入社した時に、未経験者の受け入れ態勢があるかどうかは意外に重要です。同期がいないケースも考えられます。

受け入れ態勢がわかりやすいのは、入社後の研修です。専門職の場合は資格取得制度も確認をします。先輩が何カ月か付いて指導してくれるのか、座学での勉強になるのか、外部に委託した研修プログラムを習得することになるのか、など、会社の教育制度を確認しましょう。求人情報に掲載されていることもありますが、確認すると採用担当者が詳しく教えてくれます。

また、配属先の人数を確認します。求人票には配属先の従業員数なども記載されています。社会人経験が少ない場合、ある程度人数が多い職場で学ぶ方がおすすめです。いろんな人がいるということは、それだけ学ぶ機会が多いからです。

正社員など長期雇用が前提であること

ハローワークなどの求人を見るときは、雇用条件を確認します。
最近は雇用形態が多様化したため、「契約社員」での雇用も増えました。契約社員であること自体は問題ではありませんが、期間限定の社員の場合、「育てる」発想が少なくなりがちです。未経験者にはあまり向かない雇用形態といえます。ただし、一部の業界では契約社員を経験した後でなければ正社員に登用されないこともあります。求人票に記載されている雇用条件は、長期雇用を想定されたものかどうか、必ず確認が必要です。

そうした情報を誤魔化している会社は、入社してからも不利益な情報が後出しジャンケンのように出てくることが多いのです。怪しいと思ったら、一度周りに相談してみましょう。

働く上でのやりがいが感じられること

仕事がやりがいに溢れている、ことは長く働いていく上で非常に大切です。自分に合わない仕事を続けることは、ずっとストレスを抱えながら働きつづけることと同義です。

やりがいを知るためには、志望先の社会人に質問してみるしかありません。「どんな時に仕事が楽しいと感じたか?」「やりがいを感じたときはどんな瞬間か?」という話は志望度の高い会社ほど、しっかりと確認するようにしましょう。

とはいえ、新人の期間は修行期間ですから、最初の数年間はやりがいを感じにくい仕事もあります。どんな時にやりがいを感じたのかは、タイミングにも注目することが大切です。もしお会いした社会人の方が、あまりやりがいを感じていない様子であれば、一度入社には冷静になりましょう。数年後の自分の姿です。

求人情報で必ず抑えたいポイント

では、企業選びで失敗しないために、求人票で注目すべきポイントはどこなのでしょうか?

ここでは、長く働ける会社を見つけるために、既卒求人票で押さえておきたいポイントをまとめました。

従業員数

最初に注目したいのは、従業員数です。大きいからいい企業というわけではありませんが、未経験者の場合は受け入れる職場の人数は大きい方がよいと感じています。先ほども言いましたが、いろんな人がいるということは、それだけ学ぶ機会が多いからです。また、見落としがちですが同じ部署の社員数によって、熱を出した時など、もしものときの業務負担度が大きく変わります。

勤務時間

好みが分かれます。
まずは、所定の労働時間、時間帯を見てみます。最近は働く時間帯を自分で決められるフレックスタイム制を取り入れている会社も多くあります。

注意するのは、「みなし労働時間制」です。
求人票の中に、「みなし残業手当」と記載をされていたり、時間外手当(●時間を超えた場合に支給)と記載されている場合にはこのみなし労働時間制が導入されている可能性が高いです。

みなし労働時間制は大きく二種類あります。
ひとつは、営業など職場の外で働く仕事に適用される「事業所外労働」です。社内で働いていないため、残業時間の管理が難しく、あらかじめ一定時間を残業時間として支払う方法です。こちらは、あらかじめ決められている時間を超えた場合には、その分の残業代は支払われます。「裁量労働」とは、仕事の時間配分を労働者側が決める働き方です。デザイナーやエンジニア、研究職など特定の専門職にのみ適応されます。

制度自体は違法ではありませんが、時々制度を悪用しているケースも見られます。気をつける必要があるのは、みなし残業手当で給与が底上げされているが実際の基本給は低いケースや、仕事が多すぎて、基本的に残業が常態化している職場です。

休日休暇

120日あればかなり充実していると思うと良いでしょう。
誤解されがちなのが、「週休二日制度」と「完全週休二日制度」の違いです。月に一度でも週休二日の週があれば「週休二日制」、毎週二日必ず休みがある場合は「完全週休二日制」となり、両方比較すると、年間休日数は全く異なります。

仕事内容

仕事の内容や職種の呼び名は、企業によって異なります。例えば、営業職一つをとっても、ある会社では「企画営業」「渉外担当」と呼ばれていたり、「コンサルタント」「コンシェルジュ」という呼び名を使われていたりします。また、実際は営業の仕事をしていても、「営業事務」「お客様アドバイザー」など、一見すると営業職と思えない呼び名を付けている会社もあります。

そのため、仕事内容の読み取りは、職種名だけで判断するのではなく、「業務内容」の項目に記載されている内容を確認するようにしましょう。

給料

給料には、「額面」と「手取り」の二つの考え方があります。
額面は、基本給に手当などを含んだ全体の金額のことです。手取りは、額面から健康保険料や所得税、住民税などの税金を差し引かれて、実際に自分の手元に残る金額です。特に記載がなければ、たいてい給料の金額は額面表記です。

給与を見るときは、「基本給」を確認します。基本給には、残業手当、時間外手当、地域手当などが含まれません。また、ボーナスは基本給に対して金額が変動します。給料のうち、基本給の割合が高いほど好ましいといえるでしょう。

また、中途採用情報がある場合は、「年収」を見ておくこともオススメです。将来の昇級幅やボーナスなどを予測することができます。

まとめ

求人票の見方を知っているのと知らないのでは、自分に合った企業探しがうまくいく可能性は大きく変わってきます。今回ご説明した内容を踏まえて、よりよい求人を見極めてください。

既卒就職で魅力的な企業の見極め方

一人で求人情報を見極めるのが難しい場合、ハローワークや人材紹介会社を活用する方法もあります。相談してみてください。
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