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ハローワークを上手に活用!既卒就活成功のポイント

キャリアコンサルタントの國定若菜です。
「ハローワークは既卒の就活で使えるの?」という質問を学生や既卒者からもらうことがあります。

結論から言うと「ハローワークは既卒でも使えるし、使ったほうがいい!」です。

なぜなら、相談先があった方が就職活動は心強いですし、ハローワークにしかない求人もあり選択肢を広がるだけでなく、就職活動に関するセミナーも多くあるからです。

既卒者向け就職サイトの中には、「ハローワークには頼らず就職エージェントの利用をしよう」「ハローワークは使えない」と書かれている記事も多く見られます。

たしかに、既卒向けエージェントは東京など情報が充実しているエリアでは非常に有効ですが、地域の就職に弱かったりすることがあります。

また、事務職の案件などは有料職業紹介に掲載するケースは少なく、無料のハローワークでないと見つけられない地元の正社員枠があります。

大切なのは使い分け。
卒業後から3年以上の空白期間がある人や地方で就職したい人、事務職希望の人にはハローワークは強い味方になります。

この記事では、ハローワークが既卒者向けに提供するサービスの仕組みとそれを活用した既卒就活のノウハウについて解説します。参考にしてもらえるとうれしいです。

そもそもハローワークはどんなことができる?既卒向け?

そもそもハローワークとはどんなサービスをする施設なのでしょう?

既卒者が利用する場合、ハローワークは就職活動に関する様々な相談ができます。

また、求人紹介を受けたり、就職活動のセミナーに参加できます。

エリアによっては「既卒者しか参加できないインターンシップ」を活用できることも魅力です。
特に新卒のときに就職活動をしたことがない人にとっては、地元企業にインターンシップに行けるのも大きな魅力です。

利用者は、もちろん無料です。

ハローワークのサービスの中で、既卒者の就職活動に活用できるのは既卒3年未満なら「新卒応援ハローワーク」、既卒3年以上なら「若者ハローワーク」になります。

・既卒3年未満⇒ 「新卒応援ハローワーク」

・既卒3年以上⇒ 「若者ハローワーク」

次は、既卒に使えるハローワークをそれぞれ簡単に解説していきますね。

すぐに求人の探し方を知りたいという人は、以下のリンクから「ハローワークでの求人の探し方」に飛べます。

▼ ページ内の求人の探し方に飛ぶ ▼

既卒3年未満は「新卒応援ハローワーク」

新卒応援ハローワークとは、全都道府県にあるワンストップで新卒者を支援する施設です。
既卒3年未満が利用できます。

「新卒」とありますが、既卒3年未満も新卒として応募が可能なので、卒業後3年未満の人が利用することができます。
むしろ、既卒者向けサービスともいえます。

また新卒応援ハローワークでは、就職面接会や就職活動に役立つセミナーなどのイベントも行なっています。

新卒応援ハローワークでは、キャリアコンサルティング有資格者や企業の人事労務管理経験者に相談することも可能です。

相談は担当制となっており、時間をゆっくりととるために次回の相談日を予約できます。

エントリーシート・履歴書の作成相談、面接指導となると、担当制だと安心できますよ。

個別に相談できる人がいるから、自分のことが知れて、自分に合った仕事選びにつながります。

>>近くの新卒応援ハローワークを探す

>>既卒者向けのイベント情報を探す

既卒3年以上は「わかものハローワーク」

わかものハローワークとは、全国に28か所ある若者向けの施設です。
既卒の場合、卒業3年以上が利用できます。

若者と言っても、私たちの経験上、おおむね45歳未満の人が対象です。

既卒3年以上は「わかものハローワーク」へと年齢で分けられますが、受けられるサービスはほとんど変わりません。

わかものハローワークでは、企業の人事労務管理経験者などに相談することもできます。

就職活動に関する相談はもちろんのこと、職業紹介もしてくれます。

「既卒3年だけど、どちらを利用した方がいいの?」と悩んだ方は、両方の窓口に相談してみてください。
あなたの状況にあった施設を案内してくれますよ。

>>近くのわかものハローワークを探す

既卒就活生のハローワークの上手な活用方法


ハローワークは全国にサービス拠点があり、無料で活用できることがメリットです。

既卒就活生は、以下の3つのポイントを活用することで、ハローワークを活用した就職活動をうまく進められます。

1:「相談を活用する」

2:「独自求人を探す」

3:「就職面接会やセミナーに参加する」

ハローワークを活用して既卒就活を成功させるためのポイント3つを詳しく知りたい人は読んでくださいね。

相談を活用する

個人的にハローワークで一度は活用したいのが相談です。

何をどう相談していいかわからなくても大丈夫。
自己理解や応募企業の選定のサポートだけではなく、応募書類の添削もしてくれます。
相談や添削が有効なのは、「自分を客観視」する機会になるからです。

一人で就職活動を進めていると何が正しくて、何が間違いなのかだんだん見失っていきます。

他のサイトで言われている転職エージェントを利用するのも手ですが、転職エージェントのアドバイスはあなたではなく転職エージェントのメリットに偏ってしまいがちです。

その点、ハローワークの相談員は純粋にあなたの話を聞いてくれます。

またハローワークの相談を活用することで、自分の状況を言葉にでき、新しい視点を仕入れられます。
不採用が続くと、自信もなくなってきます。

そうした中で、自分のことをアウトプットして他者の意見を聞くのは自分を客観視する上でも役立ちますよ。

ただ、ハローワークといえども、相談の担当者によって当たり外れはあります。

自分とあまり話が合わないなと思ったら、担当者を変えてもらいましょう。

独自求人を探す

ハローワークは地方の求人、事務職など、一般的にナビサイトに乗らない求人があるのが魅力的です。
実際にハローワークに掲載されている学生(既卒含む)求人の件数は44864件と非常に多いです。(2019年8月19日現在)。

ハローワークの求人は、インターネットからも検索できます。

そのため、Uターン就職などを考えている人にとっても地元の求人状況を知るヒントになります。
「ハローワークに行く時間がない」「ゆっくりと自宅で検索したい」という時にインターネット検索が使えるのはいいですよね。

ただ、インターネットでは企業名まで出てこないことがあるので、詳しく知りたい場合はハローワークで求人票を出す必要があります。
応募したい求人がみつかった場合は、ハローワークで紹介状を出してもらいましょう。

ハローワークインターネットサービス >>https://www.hellowork.go.jp

就職面接会やセミナーに参加しよう

ブランクが長い(就職に空白期間がある)場合は、ハローワークの合同企業説明会に参加してみるのも良いです。
合同企業説明会に参加すれば、以下のような様々なメリットがありますよ。

・「地元の企業が多い」
・「検索では気づきにくいリアルな企業に触れることができる」
・「最初から社風がわかる」
・「必ずその場で話ができる」

キャリアコンサルタントとしての経験上、実はブランクがあったり、履歴書で落とされやすい人はこの「その場で話ができる」は、チャンスです。

なぜなら、既卒者の就活は人間性や人柄を伝えることが重要で、書類よりも直接あった方が伝わりやすいからです。
自身の視野を広げる、企業の社風を知る、企業人事と話をしたい人は就職面接会(合同企業説明会)に参加をしてみましょう。

既卒就活でブランクがある方は、就活ノウハウが学べる「ジョブカフェ」を活用しよう

既卒就活生には使える行政サービスの「ジョブカフェ」も紹介します。
ジョブカフェは、地域により呼び名が異なることがありますが、大学生や求職者に対してのサービスを提供している施設です。

ハローワークとの一番大きな違いは、ハローワークが「求人を探す」ことを中心にしているのに対して、ジョブカフェは就職にむけた「求人の探し方」「自己分析の方法」「面接対策」などの知識やノウハウを学ぶことができるセミナーを随時開催していることです。

他にも社会人としてのビジネスマナーやコミュニケーション、ストレスとの上手な付き合い方など、各ジョブカフェでさまざまなセミナーをしています。

エリアごとにジョブカフェと言わないケースも有り、「大阪であればOSAKAフォールド」といった施設名として運用しています。
ちなみに私達もこうした場所でセミナーなどをしています。みかけたら気軽にお声がけくださいね。

ハローワークの求人は大丈夫?

「ハローワークの求人はブラック企業が多い」という声を時々聞きます。

結論から言うと、あまり魅力的ではない求人があるのも事実です。

掲載が無料でできるため、あまり採用にコストをかけられない企業の求人も掲載されています。
ただ、この場合はマイナスがあるから使わないという考え方をするよりも、既卒の就職活動では、魅力的な企業の求人も混ざっていると前向きに考えましょう。

大切なのは、どうやってブラック企業を避けるかです。

おすすめの避け方ですが、最初に勤務条件で絞り込み、その上で、実際に訪問してみることです。
会社の雰囲気や様子は訪問すると分かることが非常に多いです。

また、怪しい求人を企業を見つけた場合は、ハローワークで相談にのってくれます。

ハローワーク求人ホットライン

まとめ:既卒就活生にとって、ハローワークは十分活用できる

今回の記事では既卒者が使えるハローワークのサービスと、ハローワーク活用のコツを紹介しました。

ハローワークでは相談や就職面接会、セミナーを存分に活用しましょう。

きっと皆さんのスキルアップや自己分析、企業研究に役に立つと思います。

おさらいですが、地元での就職、事務職での就職を希望している人はハローワークで求人検索をしましょう。

転職サイトやエージェントで扱っている求人数より多いのでおすすめです。
またハローワークでは、その他の職業訓練の受付もしています。